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二胡はどれくらいで一曲弾ける?練習時間と上達の目安

執筆者の写真: カオン
カオン
9月16日
読了時間: 4分

二胡を始める前に、「好きな曲が弾けるまで、何か月くらいかかるのだろう」と気になる方は多いと思います。

カオン二胡研究所では、楽器未経験の方が簡単な曲を弾く目安を、半年〜1年ほどと案内しています。選ぶ曲や練習の回数によって変わるため、半年たったら必ず完成、という区切りではありません。教室のよくあるご質問

また、短いメロディーがつながる段階と、一曲を落ち着いて弾ける段階では、必要な練習が違います。期間だけを数えるより、どんな譜面を、どの状態まで弾きたいかを決めると、予定を立てやすくなります。

「一曲弾ける」を三つに分けて考える

目標

できたかどうかの見方

次に練習すること

メロディーの一部分を弾く

短いフレーズの音と指が分かる

前後のフレーズをつなぐ

ゆっくり一曲通す

選んだ速さで、途中からやり直さず終えられる

音程とリズムのばらつきを整える

人に聴いてもらう

始めから終わりまで流れを保ち、音色や強弱にも気を配れる

伴奏や本番に近い条件で確かめる

この三つを、同じ「弾ける」に含めると見通しが曖昧になります。最初の目標は、短い入門曲をゆっくり通すところに置いてみましょう。その後も、同じ曲で音のつながりや表現を育てていけます。

音を揺らすビブラートなどの表現を、最初の一曲の完成条件に加える必要はありません。まず旋律が伝わることを目指します。

期間を左右するのは、曲と練習の条件

同じ曲名でも、短い入門編曲と、前奏・間奏や装飾の多い演奏用の編曲では必要な技術が異なります。最初は、習っている調で、左手の位置を移す「換把」が少ない譜面を選んでください。

楽器経験も関係します。音符や拍に慣れている人は、譜面を読む負担が少なくなりますが、二胡の弓や指の扱いは改めて覚えます。未経験の人も、音の出し方と一緒に、数字譜やリズムを少しずつ学べます。

練習できる回数、音を出せる環境、困ったときに確認してもらえる機会も含めて考えましょう。週末しか楽器を出せない生活と、平日に短く触れられる生活では、予定の立て方が変わります。

最初の1か月は、練習の組み立てを試す

まずは調弦などの準備とは別に、1回10〜15分の練習を週4回ほど予定に入れてみてください。これは生活に組み込みやすい量を探すための提案です。この時間をこなせば何週間で弾ける、という基準ではありません。

予定が少し書き込まれたカレンダー

まずは短い練習時間を、生活の中に組み込んでみましょう。 イラスト:いらすとや

15分取れる日の配分は、例えば次のようにします。

時間

行うこと

確かめること

4分

開放弦と習った指を使う短い音型

音が続くか、音の高さを思い出せるか

8分

曲の難しい2小節と、その前後

止まる原因を一つ減らせたか

3分

練習した部分を録音して聴く

次回も扱いたい箇所はどこか

曲を始める前の段階なら、中央の8分を数字譜と音階の練習に使います。弓の練習と左手・D調の学習を組み合わせ、使える音を増やしていきます。

一週間たったら、練習した回数だけでなく、「前より音が続いた」「2小節つながった」といった変化を見ます。1か月後は、今の課題を続けるか、次へ進むかを見直す区切りにしてください。

時間が取れない日に、後日まとめて埋め合わせる必要はありません。5分なら、つまずく2音とその前後だけを確かめる。音を出せない日は、譜面のリズムを数える。予定を小さくして続ける方法もあります。

通せないときは、止まる理由を一つ探す

毎回初めから弾き直していると、冒頭ばかり練習することになります。止まった場所に印を付け、何が難しいのかを見てください。

  • 指が分からない:使う2〜3音だけにして、指と音を確認する。

  • 弦を移ると止まる:内弦と外弦を切り替える前後の2音を練習する。

  • 拍を見失う:楽器を置き、声や手拍子でリズムを確かめる。

  • 長い音が途中で切れる:伸ばす拍数と弓を使う量を見直す。

部分練習ができたら、その前の小節から入り直します。難しい箇所だけ弾けることと、前後につなげられることも別の課題です。

予定より時間がかかっていると感じたら

まず、最初の録音と同じ部分を比べてみましょう。一曲が完成していなくても、音の出始めや、指を置くときの迷いが変わっていることがあります。

一方、同じ困り方が続き、自分では直す方向が分からないなら、練習時間を増やす前に講師に見てもらうと次の課題を絞れます。「半年たったから遅い」と判断するより、今できていることと、残っていることを確認する方が練習に結びつきます。

発表会や家族に聴かせたい日が決まっている場合は、曲名と日付を早めに伝えてください。短い編曲を使う、一部分を披露する、伴奏なしで弾くなど、その日に向けた目標を相談できます。

 
 
 

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