二胡の音が出ない・かすれるときは?どうする?
更新日:2 日前
まず「どんなときに鳴らないか」を確かめる
曲の途中で困ったら、いったん曲から離れます。弾きやすい範囲で弓を動かし、次の違いを聞いてください。

一つ確かめるたびに、同じ条件で音を比べます。
音の状態 | 次に確認すること |
両方の弦で、息のような音しか出ない | 弓毛が弦に触れているか、演奏前の準備が済んでいるか |
内弦か外弦の片方だけ鳴りにくい | その弦に弓毛が当たっているか、松脂が片面に偏っていないか |
最初は鳴るが、途中で途切れる | 途切れる瞬間に弓の向きや接触が変わっていないか |
開放弦は鳴り、指を置くと変わる | 指で押さえる動作に合わせて、右手まで止まっていないか |
急にビリビリした音が加わった | 駒や雑音止めなど、楽器の状態に変化がないか |
これは原因を断定する表ではありません。「何をすると症状が出るか」を見つけるための入口です。鳴りにくい弦と、弓のどの辺りで起きるかを覚えておくと、先生や楽器店にも伝えやすくなります。
弓毛は、鳴らしたい弦に触れている?
二胡は二本の弦の間に弓毛を通し、弓毛で弦をこすって音を出します。弓を左右に動かしていても、鳴らしたい弦への接触が外れれば、音は続きません。
まず一本の弦だけで試し、弓が大きく上下していないか、弓毛が棹に寄っていないかを確認してください。
いきなり端から端まで弓を使わず、音が続く範囲を探してみましょう。その範囲で鳴ったら、少しずつ動かす幅を広げます。音を出そうとして手全体を握り込んでしまうなら、いったん止まり、教わった持ち方に戻してから再開します。
スマートフォンで手元を短く撮っておくと、「音が消えたときだけ弓が上がる」など、弾いている最中には気づきにくい変化も見返せます。
松脂が塗ってあるかを確認する
松脂は、弓毛と弦の間に摩擦を生むために使います。新品の弓を買った場合は、販売店で演奏できる状態に準備されているかを確認しましょう。「新品だから、そのまま弾ける」とは限りません。最近の二胡のセットでは最初から弓にある程度塗られていることもありますが
量が不足している可能性もあります
二胡では弓毛の両面を使うため、松脂も両面に行き渡らせます。足りないと弓が滑りやすくなる一方、付け過ぎでも雑音が目立つことがあります。弓毛を素手で触って確かめるのは避けてください。
接触を確かめても滑る感じが続き、松脂不足かな?という場合さらに塗り足します。何往復と固定せず、製少しずつ塗り、同じ開放弦で変化を聞きます。
すでに塗ったのに変わらない、粉が多く飛ぶ、かえって音がざらつく。そんなときは追加を一旦止め、先生や楽器店の方に弓と楽器を見てもらいましょう。もしかしたかしたra原因が別にあれば、塗る量を増やしても解決しません。
楽器の準備に、いつもと違うところはない?
弦が大きく緩んでいる、駒が倒れている、弓毛が外れかけている場合は、そのまま弾いて確かめず、先に状態を確認します。消音器を付けたままなら、その影響も分けて考えてください。
音は出るものの高さが合わない場合は、チューニングを確認します。手順がわからないまま糸巻きを大きく回すと弦を張り過ぎるおそれがあるため、二胡のチューニング方法に沿って、少しずつ合わせましょう。
駒、千斤、雑音止めの位置や取り付け方がわからないときは、見よう見まねで一度に調整しない方が、元の状態も原因も追いやすくなります。皮を押す、弓を限界まで張るといった方法で、音を直そうとするのも避けてください。
自分で確かめても変わらないときは
相談するときは、「内弦だけ」「弓を押すときだけ」「昨日までは鳴っていた」など、起きる条件を添えて伝えます。楽器全体と手元が映る短い動画があると、言葉だけより状況を共有しやすくなります。
先生に同じ楽器で弾いてもらう、店で弓や本体を確認してもらうと、奏法と楽器の状態を分けて調べられます。新しい楽器を買い足す前に、今の組み合わせで一度確認してもらいましょう。
自宅では、音が続いた弦と弓の範囲をもう一度試してください。短い音でも、同じ条件で繰り返し鳴らせれば、そこから練習を再開できます。




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