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二胡のチューニング方法|内弦・外弦の音と調弦の手順

執筆者の写真: カオン
カオン
3 日前
読了時間: 4分

いつもと同じ場所を押さえているのに、音が合わない。そんなときは、指の位置を直す前に二本の弦を確認してください。

一般的な二胡の調弦は、内弦がD、外弦がAです。左手で弦を押さえず、一弦ずつ鳴らして合わせます。チューナーを使う場合も、針だけでなく「何の音が表示されているか」を先に見ます。

合わせる音は内弦D4、外弦A4

見分け方

合わせる音

ピアノでの呼び方

内弦

構えたとき身体に近い側。通常は太い弦

D4

中央のドのすぐ上のレ

外弦

身体から遠い側。通常は細い弦

A4

そのレより高いラ

D4・A4の「4」は音域を示す数字です。機器によってはD・Aとだけ表示され、音域の数字が出ないこともあります。基準音を聞ける場合は、音の高さも確かめておきましょう。二胡姫の商品ページ内・調弦案内

このDとAは5度の間隔です。ここでは一般的な二胡の標準調弦を扱います。低音二胡など別の楽器や、特殊な調弦を指定された曲には、その設定を使ってください。

先にチューナーの設定を確認する

クリップ式は説明書で指定された位置へ取り付けます。マイク式やアプリでは、周りの会話や伴奏を止めてから測りましょう。

針のメーターが付いたデジタルチューナーのイラスト

使い始めに、モードと基準音の設定を確認しましょう。 イラスト:いらすとや

専用機でもアプリでも、半音ごとに音名を読み取る「クロマチック」モードが使えます。ギター専用モードなどでは、二胡に不要な弦番号が出たり、判定対象が限られたりします。

一人で練習する際の基準は、特に指定がなければA=440Hz。教室や合奏で442Hzなどの指定があれば、そちらに合わせます。画面の「440」は基準の設定で、内弦まで440Hzに合わせるという意味ではありません。

音を鳴らすと、多くの機種では近い音名と高低を示すメーターが出ます。まず音名をDまたはAに近づけ、そのあと中央へ微調整する順番です。機種ごとの表示は取扱説明書で確認してください。一例:KORGのチューナー取扱説明書

一弦ずつ、少し動かしては音を確かめる

1.左手の指を弦から離す

楽器を安定して構え、弦を押さえない状態にします。弦に指が触れたままだと、開放音を正しく確認できません。

2.外弦を鳴らしてAを確認する

この手順では外弦から始めます。弓毛を外弦に当て、音が続く程度の一定の動きで鳴らしましょう。弾き始めの一瞬だけで判断せず、音が続いている部分の表示を見ます。

外弦をA、次に内弦をDに合わせる順番は、チューナーで一弦ずつ測る場合、内弦から始めても構いません。

3.低ければ張り、高ければ緩める

合わせたい音より低い場合は弦を張る側へ、高い場合は緩める側へ、糸巻きを少し動かします。弦の巻き方や糸巻きの構造があるため、「右へ回せば上がる」と一律には覚えません。

初めてなら、いったん弓を止めて調整し、手を戻して鳴らす方法でも十分です。大きく回し続けず、小さな操作と確認を繰り返します。近い高さまで来たら、付いている場合は微調整用のアジャスターを使えます。

木製の糸巻きと金属製の機械式糸巻きでは扱いが違います。木軸を止めるための押し込み方などは、手元の楽器で教わると確実です。固くて動かない、すぐ戻る、弦が強く張っているのに表示がおかしい場合は、それ以上無理に回さず、購入店や講師に見てもらってください。

4.内弦をDに合わせ、二本とも再確認する

同じ手順で内弦だけを鳴らし、Dに合わせます。最後に外弦A、内弦Dを交互に鳴らし、両方の表示をもう一度見ます。

合わせたときの音も短く聴いておきましょう。毎回同じ開放音を聴くことが、チューナーの表示と自分の耳を結び付ける練習になります。

表示が揺れる・別の音名が出るとき

状態

糸巻きを回す前に確かめること

針が大きく行き来する

一弦だけ鳴っているか。途中で弓の当たり方が変わっていないか

音名が次々に変わる

周囲の会話や伴奏を拾っていないか。マイクの位置を変えてみる

ほとんど反応しない

アプリのマイク許可や、クリップの取付位置を説明書で確認する

Dなのに明らかに高すぎる・低すぎる

音域の違いや倍音の検出を疑い、基準音と聴き比べる

合わせてもすぐに下がる

糸巻きが戻っていないか。弦交換直後か。繰り返すなら楽器を点検してもらう

音名が分からないまま、針を中央へ持っていこうとして弦を張り続けないでください。発音自体が不安定なら、先に音が出ない・かすれるときの確認へ戻ります。

D調以外の曲では調弦を変える?

通常はD・Aのままです。譜面の「1=G」や「1=F」は、数字の1にどの音を割り当てるかという表示で、毎回開放弦の音を変える指示ではありません。

練習を始める前に二本を確かめ、途中で音程がおかしいと感じたら再確認する。この小さな習慣が、指の問題と調弦の問題を分けて考える助けになります。「1=D」と数字譜の読み方も併せて読むと、調弦と調の違いが整理できます。

 
 
 

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