二胡の数字譜の読み方|数字・点・横線・「1=D」を図解
更新日:3 日前
二胡の楽譜を開くと、五線の代わりに「1・2・3」と数字が並んでいます。これは数字譜、または簡譜(かんぷ:jianpu)と呼ばれる書き方です。
まず見るのは、数字が表す音、点の位置、横線の位置。
簡単に言うと数字譜は1234567=ドレミファソラシ
という言い換えを使ったシステムの譜面です。
この三つを分けて読むと、譜面の見え方が変わります。「1=D」も、計算式ではありません。どの高さの音を「1」と呼ぶかを決める表示です。
1〜7はドレミ、0は音を休む印
数字 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
読み方 | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
「0」は休符です。弾かない間も拍は進むので、休符を飛ばして次の音へ進まないようにします。
ここでの数字は、音を表しています。指番号と混同しがちですが「1だから人差し指で押さえる」という意味ではありません。
指番号の表記などはよくこの音名の英数字に対して漢数字で表記されることが多いです。
点は、付いている場所で意味が変わる

数字の上の点は高い音、下の点は低い音を表します。点一つで1オクターブ違い、二つなら2オクターブ違いです。
いっぽう、数字の右横に付く点は「付点」。直前の音の長さを、その半分だけ増やします。たとえば1拍の音なら、1拍+半拍=1拍半になります。上下の点は高さ、右横の点は長さ、と見分けましょう。
譜面には強弱や弓の動きなどの記号も載ります。ここでは、入門曲によく出てくる音域の点と付点を扱っています。
横線は「右なら伸ばす、下なら短くする」
次の図は、四分音符を1拍と数える場合です。2/4、3/4、4/4拍子の入門譜で、まずこの数え方に慣れましょう。

右にある横線「−」一つで、1拍分長くなります。「1 −」は、ドをもう一度弾き直すのではなく、同じ音を2拍保ちます。
数字の下の線は、1本なら八分音符、2本なら十六分音符。隣り合う数字の下が1本の線でつながっていても、まとめて1音という意味ではありません。それぞれの数字を半拍ずつ読みます。
「1=D」は、Dの音をドとして読むということ
ピアノで「レ」と呼んできた音がDです。D調の数字譜では、そのDを「1=ド」として読みます。基準にする音が変わっても、ドレミの並びで読めるようにした書き方です。
ここでは初心者が最初に学ぶことの多い、D調の長音階を例にします。

「3」はF♯、「7」はC♯になります。「1=D」を読むときは、数字をピアノの白鍵に一つずつ当てはめるわけではない、と覚えておくと混乱が減ります。
通常の二胡を内弦D・外弦Aに調弦すると、D調では内弦の開放音が「1」、外弦の開放音が「5」です。開放音とは、左手で弦を押さえずに出す音のこと。「15弦」という呼び方も、この対応から来ています。
「1=G」の曲になっても、通常は開放弦の音をGとDへチューニングを変える指示ではありません。 標準のD・A調弦のまま、数字と指の位置の対応を変えて弾きます。
少しだけだけ、実際の譜面を読んでみよう
次は読み方を確かめるための短い練習譜です。4/4拍子なので、縦線で区切られた一つの小節に4拍入ります。

いきなり二胡で弾く必要はありません。まず机を軽くたたいたりリズムをとって「いち・に・さん・し」と数え、その拍に合わせて数字を読みます。
第2小節は「ソー、ミ、休み」。ソを2拍保ち、最後の1拍は声を出さずに数えます。第3小節の最初の「1・2」は、二つで1拍です。第4小節ではドを4拍保ち、途中で言い直しません。
読めたら、今習っている指の範囲で少しずつ弾いてみてください。まずは「数字が読める」「長さが数えられる」を別々に確かめると、つまずいた場所を見つけやすくなります。
弾く前の音合わせは二胡のチューニング方法、最初の曲選びは初心者におすすめの曲7選で紹介しています。




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